ひなた体験学舎

ひなた認定制度について

 ひなた体験学舎では、各プログラムの中で「えんぴつけずり士」、「はかり士」、「しゃぼんだま師」、「虹師」などの認定制度を作っています。それぞれ二級と一級があり、認定証をお渡ししています。たとえば、えんぴつけずり士は小刀を正しく扱うことができ、鉛筆を削って芯を出して字が書ければ二級、見た目も綺麗に削れたら一級を認定します。虹師は水を撒いて虹を作れたら二級です。虹はものすごく奥が深く、どこまでいったら一級とするかを決めるのは難しいので、虹に興味を持って探求を始めた人を一級に認定したいと思います。

 このように二級と一級には少し違う意味があります。まずは体験することを重視しているひなた体験学舎では二級が大事と考えています。そして一級はさらに探求を始めた人にあげる級として用意しています。お子様の好奇心や向上心をくすぐって、手作業の練習をしたり、興味あることにのめり込むきっかけとするのがねらいです。自信にもつながるでしょう。こうした点をご理解いただき、保護者の方々にも一緒になって面白がっていただけたら嬉しいです。 

 このほかにもいろいろな認定項目を作っていますが、ひなた体験学舎で用意するだけでなく、皆様からのご要望にもお応えしたいと考えています。たとえば、「わたしはこれだけの種類の石ころを集めたから『石ころ集め師』 を認定してほしい」とのご要望があった場合、お子様のお話をよくお聞きした上で級認定をいたします。

 ところで、「士」と「師」は使い分けています。「士」は栄養士、測量士、理学 療法士などのように、もの事を処理することができる資格としてつけるもの、「師」は教師、牧師、漁師、などのように、技術者や専門家として教え導けるくらいの人につけるものだそうで、これに準拠しています。

市河三英

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